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全国旅行支援開始へ、道民・東北民の聖域はどうなる?

北海道・札幌

皆さんこんにちは。本日、新聞各社による報道で、政府が「全国旅行支援」を9月中にも開始する方向であることが分かりました。

開始時期は9月下旬の三連休明けとされていることから、9月26日以降と予想されます。

さて、この全国旅行支援解禁で、多くの国民が北海道に旅行に来てしまうのではという懸念があります。

今回は、それについて考察します。

今までは北海道・東北民だけが割引を使えたが…

これまでは、北海道と東北地方に住む人だけが、「道民割」を活用して宿泊割引等を受けることができました。

しかし、全国旅行支援が始まれば、この対象は全国民に広がることになります。ワクチン接種など、条件が定められる可能性もありますが、面倒なのでそれは考慮しないで考えます。

北海道と、東北地方に住む人の合計は、約1400万人です。

一方、全国民の人口は、約1億2000万。つまり、全国旅行支援が始まれば、その対象者は約10倍に膨れ上がることになります。

ただ、単純に旅行者が10倍に増えると結論付けるのはもちろん早計です。以下、全国旅行支援開始によって旅行者がどう増えるかを考察します。

考察:旅行支援が始まっても、繁忙期以外は爆発的に増えることはない

旅行をする方は、今現在働いている人(現役世代)と、既に引退している人(リタイア世代)と、その他(学生や、自分探しの旅系)に大別されます。

まず現役世代は、連休や年末年始でなければ北海道旅行をすることができません。つまり、それ以外の時期に出掛ける人は旅行支援の有無にかかわらず少ないと言って良いでしょう。

リタイア世代は、現役世代と比べ暦に関係なく旅行をすることができます。これからの北海道は紅葉シーズンに入るため、リタイア世代の来訪が増えることが容易に予想されます。

それに加えて、全国旅行支援が始まるとなれば、ワクチン接種率の高い高齢者層はこぞって北海道に出掛けることになるでしょう。

さらに北海道では、JRの「大人の休日俱楽部パス」が使える場合もあるため、その時期は特に旅行者が増えそうです。

ちなみに、今秋で「大人の休日俱楽部パス」が使える時期は、11月24日~12月6日です。

その他(学生、自分探しの旅系)の方々は、旅費を節約することに重きを置いているでしょうから、全国旅行支援の影響を大いに受けそうです。

しかし、学生は大学生でも夏休みが9月下旬には終わりますし、冬休みも12月下旬までないので、間の10月や11月に北海道まで来る人はそれほど多くはないでしょう。

結論を言うと、比較的自由に行動できるリタイア世代以外は、全国旅行支援があろうとなかろうと閑散期に北海道へ旅行に行く人は少ないと考えられます。

しかし繁忙期(10月の三連休や、年末年始など)は、かなりの混雑になることが予想されます。11月の3~6日も少し怪しいでしょう。

閑散期を狙え!

全国旅行支援が始まったからといって、うろたえる必要はありません。繁忙期を避け、閑散期を狙えば良いのです。

閑散期であって、さらに道外の観光客が来なさそうなところであれば、混雑とは無縁でしょう。

繰り返しになりますが、繫忙期&道外観光客に大人気の地域はひどい混雑になりそうなので、その点もお忘れなく。また、「大人の休日俱楽部パス」が使える時期も混むので、そこも要注意です。

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