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本州出身者が語る、札幌の良いところ・悪いところ【増補版】

北海道・札幌

皆さんこんにちは。今回は、今年春から札幌に住んでいる私が、札幌の良いところ、悪いところを語りたいと思います。

札幌の良いところ

市営地下鉄が便利

札幌市営地下鉄が便利という話です。地下鉄の利便性は北海道でトップクラスだと思います。

地下鉄の終点駅からでも、札幌中心部まで20~30分ほどでアクセスできます。札幌は駅近くにある物件も多く、比較的郊外に住んでいても通勤時間を短くすることができます。

必要なものはだいたいすぐに手に入る

札幌は政令指定都市、200万近い人が住む大都会です。日常生活に必要なお店はだいたい市内にありますし、娯楽施設も多くあります。

首都圏にしかないお店やサービスにアクセスするのは当然不可能ですが、全国にあるお店には問題なく行けます。

北海道だから通販が不便なのでは、という心配もありましたが、Amazonやヨドバシドットコムに関しては、首都圏とあまり変わらないぐらいの日数で商品が届きました。

暑さとは無縁の夏

北海道は亜寒帯気候で、冬の寒さは厳しいですが、夏は結構涼しいです。

最近はクーラーを付けないときつい日も増えてきているらしいので、今後はどうなるか分かりませんが、少なくとも今は暑い日はあまり多くありません。

今年(2022年)に関しては、クーラーを付けたいと思うほど暑い日は10日もありませんでした。暑さ厳しい首都圏と比べると、夏はかなり穏やかだと思います。

それに、北海道は台風が少ないという特徴もあります。温帯低気圧となってから北海道に近付くことはありますが、勢力が強い台風が来ることはほぼありません。

冬はともかく、夏は気候が穏やかで、快適に過ごすことができるのは確かだと思います。

日本有数の観光地に簡単にアクセスできる!

北海道は観光産業の強い地域。ここに住んでいると、その負の側面を感じることもありますが、良い面もあります。

それは、「日本有数の観光地に、すぐに行ける」という点です。

北海道には、日本を代表する観光地が集まっています。

その中には、小樽、登別、定山渓、積丹など、札幌から比較的近い名所も多数あります。日帰り、もしくは1泊程度で、魅力的な土地に出掛けることができるのです。

当たり前のことではありますが、札幌は本州と比べ、北海道各地に出掛けるハードルが非常に低いです。旅行好きの方にとって札幌は便利な地域と言えるでしょう。

札幌の悪いところ

首都圏と比べると、電車・バスの本数が少ない

札幌は北日本最大の都市ではありますが、「車社会」の地域です。公共交通で移動する人が多い東京と比べると、札幌市民は車に頼る人が多いです。

それは何故なのか。札幌は地下鉄こそ便利ですが、それ以外の公共交通機関はそれほど便利ではありません。

路線バスにしても、30分や1時間に1本しかバスが来ないところもよくあります。JRはまだ本数が多いですが、例えば学園都市線(札沼線)は20分に1本。

数分おきに電車が来る首都圏と比べると、本数が少ないのは否めません。

でも、電車は割と混む

さて、そんな札幌は通勤ラッシュとは無縁なのでしょうか。

残念ながら、札幌にも通勤ラッシュはあります。地下鉄やJRはもちろん、路線バスも結構混みます。

それに加えて、札幌市民は乗車マナーがあまり洗練されていない(後述)ので、通勤時のストレスも無視できないものになります。

通勤ラッシュを避けたいという方は、札幌中心部に住むしかないでしょう。

東京と比べると、乗車マナーが残念な札幌

混雑している車内では、席を詰めて座る、背負っているリュックを前に抱えるようにする。

これらは、首都圏では当たり前のこととして認識されていると思います。

しかし札幌では、これを実践している人はほとんどいません。

ラッシュ時でも席を詰めて座ろうとすると、何故か嫌がられますし、リュックを前に抱える人もほぼいません。

邪魔になりやすいドア付近に立ち続ける人も普通にいますし、ホームで並んでいるのに平然と割り込んでくる人もいます。

札幌の人たちの、乗車マナーはあまり良くないというのが実情でしょう。

地元の方々には決して悪気などなく、それに気づいていないと思いますが、他の地域(特に首都圏)を知る人は、そのギャップに驚かれることと思います。

歩きスマホ、歩きタバコは日常風景

北海道民の喫煙率は、全国トップです。禁煙ブームが到来してから長い月日が経つ中、北海道では依然として多くの人がタバコを吸っています。

赤の他人がタバコを吸っていることに関しては特に文句はありませんが、歩きタバコや路上喫煙となるとそうはいきません。

札幌の街中を歩いていると、喫煙所でもないところでタバコを吸っている人をよく見かけます。

歩きタバコをしている人というと、私がかつて住んでいた川崎では、「いかにもカネの無さそうなおじさん、爺さん」タイプが多かったのですが、

札幌では、そのような方々だけでなく、若者やサラリーマンが歩きタバコをしているのも珍しくありません。

喫煙率が高いのは仕方がありませんが、せめて喫煙マナーは何とかして欲しいものです。

歩きスマホも、同様に多いです。札幌市民の方々(特に若者)は、隙があるとすぐにスマホを見ようとします。

人が行き交っているところでも平気で歩きスマホをする、そんな残念な方々が結構いらっしゃいます。

車の運転が荒い

札幌に限らず、北海道に住む人は、運転が荒いです。

具体的には…

・速度超過(「北海道速度」と言って自慢する人も…)

・黄色信号で止まらない(自家用車はもちろん、路線バスでも当たり前)

・交差点での右左折時、一時停止をしない

・横断歩道(信号がない)で一時停止しない

挙げればきりがありません。これも乗車マナーと同様、当の札幌市民(北海道民)は、自分たちが間違った運転をしていることに気付いてすらいないでしょうし、道警の取り締まりも甘いです。

「北海道は広すぎるから仕方がない」と言う方もいますが、それでも街中で乱暴な運転をしても良い理由にはなりません。

観光シーズンになると、中心部が混雑する

夏の観光シーズンに入ると、札幌駅や大通はひどく混雑します。全国各地から観光客が来るためです。

北海道は観光産業に依存している地域。そんな地域では、以前から「オーバーツーリズム」が問題となっていました。

現在はコロナ禍のため以前ほど混雑はしていないようですが、今後インバウンドや国内観光客が戻ってくると、また酷い混雑がやってくることでしょう。

結論:北海道の「ガラパゴス文化」に耐えられる人には良い?

札幌は都会ですし、住む上では不便な点はありません。

自然も豊かで、北海道各地の観光地へすぐに出かけることもできます。

しかし、北海道や札幌特有の「ガラパゴス」的文化が未だ息づいているのも確かです。

地理的条件が原因で、北海道は本州(主に首都圏)では当たり前とされる事柄が通用しないことがよくあります。

先ほど述べたような、歩きタバコや運転の荒さ、電車の乗車マナーの悪さなどが具体例です。

それが派生して良い文化を生み出すこともあるかと思いますが、普通に生活をする場合では悪い面ばかりが目立ちます。

このようなガラパゴス文化に耐えられる人、それが問題だと思わない方であれば、札幌でも快適に生活できると思います。

反対に、市民のガラパゴス文化を良く思えない方は、札幌で窮屈な思いをすることになるだろうと思います。

具体的な「ガラパゴス」的文化を体験してみたい方は、実際に札幌でお試し移住してみることをおすすめします。

ホテル滞在でも構いませんが、色々な地域へ行ったり、ラッシュ時の電車に乗ってみたり、街中を歩いてみたりして、できるだけたくさんのことを知るようにすると、良いところや悪いところが分かってくると思います。

以上、札幌の良いところ・悪いところについて説明させていただきました。

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