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留萌線、廃止間際の大混雑!一方バスはガラガラ

北海道・札幌

皆さんこんにちは。今回は、最近話題のJR留萌本線を取り上げます。

留萌本線、2023年3月に一部区間が廃止されることが決定

留萌本線は、深川駅と留萌駅を結ぶ路線です。かつては増毛駅まで路線がありましたが、こちらは2016年に廃止されています。

留萌線は優等列車がないローカル線です。最近は沿線人口の減少や高規格道路(深川留萌道)の台頭によって、徐々に利用者数が減り、そこにコロナ禍が追い打ちをかけました。

そんな状況から、JR北海道が沿線自治体に路線廃止を提案。留萌市はあっさり同意しましたが、秩父別町や沼田町、深川市は市内への通学手段として残してほしいと訴えてきました。

そこでJR北海道は、留萌~石狩沼田間を2023年3月に廃止、残りの深川~石狩沼田間は2026年に廃止することを提案し、沿線自治体がこれを受け入れました。

この方針は、今年7月に道内メディアを中心に報道され、鉄道ファンの耳にも届き始めました。

廃止目前の路線に流れ込む鉄道ファン

鉄道ファンというのは、廃止が近い路線に乗りたがる傾向があります。その理由はさまざまですが、一番多いのは、「もうすぐ路線が消えてしまうから、今のうちに乗っておきたい」というものでしょう。

そういった廃止間際にだけ訪れる鉄道ファンは、一部から「葬式鉄」と揶揄されることもあります。

しかし、消えゆくものに寂しさを覚え、それを記憶しておきたいと思うのは人間の持つ当たり前の感情です。

なので私は廃止間際に乗りに来る人たちを一概に悪いとは思いませんが、列車が混むのは事実です。

最近(2022年9月)の留萌線の混雑

私自身は最近留萌本線には乗っていませんが、混雑状況を推測できる出来事がありましたので、共有させていただきたいと思います。

私は今年9月7日、旭川駅から滝川行きの普通列車に乗りました。平日昼でしたが、やけに乗客が多かったです。しかも乗客の多くは、観光客や鉄道ファンのようでした。

列車が深川駅に着くと、乗客のほとんどが降りて行ってしまい、車内はもぬけの殻になりました。降りて行った人がどこへ行ったかと言うと、そのほとんどが停車中の留萌線列車に乗り込んでいきました。

滝川行き普通列車は2両編成で、私が乗っていた車両だけでも20人近くは人がいたかと思います。そのほとんどが深川駅で降り、留萌線に乗り込んでいったのですから、留萌線がどれほど混むかは推して知るべしでしょう。

でも、バスはガラガラ…

留萌に行く交通手段は、何も鉄道だけではありません。中央バスが運行する「高速るもい号」(札幌から滝川/深川を経由して留萌を結ぶ)、道北バスや沿岸バスが運行する「留萌旭川線」(旭川駅から深川を経由して留萌を結ぶ)などがあります。

私はここ最近、高速るもい号と留萌旭川線の両方に乗ったのですが、どちらもガラガラでした。留萌旭川線に至っては、乗客が自分含めて3人しかいませんでした。

鉄道ファンで大混雑の留萌本線と比べると、かなりの差があることが分かります。

混雑を避けて留萌に行くなら、バスを選んだ方が良いというのが実情でしょう。

色々な交通機関を楽しみたいという方は、行きは留萌本線で、帰りはバスという旅も面白いかもしれません。

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