皆さんこんにちは。今回は、新潟県上越エリアから札幌へ向かう場合、新潟空港と富山空港どちらが使いやすいのか?について考えます。
新潟県上越エリアの地理
新潟県上越エリアは、新潟県の西部に位置しています。具体的な地名を挙げると、上越市・妙高市・糸魚川市が該当します。
駅でいえば、直江津駅・上越妙高駅などが有名です。北陸新幹線は通っていますが、上越新幹線は通っていない地域でもありますね。
上越地域というのは、新潟空港がある新潟市までかなりの距離があるのです。新潟は横に長い県で、上越~新潟市となると高速バスで2時間以上かかります。
そのため、上越エリアから札幌へ行こうとする場合、新潟空港ではなく富山空港を使うという選択肢も登場するわけです。
上越エリアから富山空港・新潟空港に行く
上越エリアから新潟・富山両空港に行く方法を考えてみましょう。
上越⇒新潟空港
新潟空港に行く場合には、まず新潟駅まで行くのが一般的です。上越地域と新潟市は移動需要が大きいので、高速バスが結構な本数走っています。JRの特急を使う手もありますが、料金がやや高めです。
(高速バス:片道約2000円、JR特急:片道約4700円)
高速バスでも特急でも、所要時間はどちらも片道2時間~2時間30分弱です。
高速バスで新潟駅まで着いたら、空港連絡バスに乗り換えます。新潟駅から新潟空港までは片道25分、420円です。
つまり、上越エリアから新潟空港まで行くと、所要時間(乗り継ぎ時間は含まず)は片道2時間30分~3時間、料金は少なくとも片道2500円弱かかるということになります。
上越⇒富山空港
上越エリアから富山空港に行くには、まず富山駅まで行かねばなりません。富山駅までは上越妙高駅から北陸新幹線で約40分、高速バスで1時間半です。
北陸新幹線は1時間に1本ほどの間隔で走っていますが、高速バスは1日2本しかありません。時刻に注意です。
料金は、北陸新幹線の場合が片道4620円、高速バスの場合が片道3000円です。
富山駅からは、空港連絡バスで富山空港へ向かいます。所要時間は片道約25分、420円です。
上越エリアから富山空港に行くと所要時間は片道65分(新幹線)、1時間55分(高速バス)、料金は5040円(新幹線)、3420円(高速バス)となります。
上越⇒新潟・富山空港
以上をまとめると、
・上越エリア~新潟空港
⇒高速バス(片道2000円)か特急(片道4700円前後)で新潟駅へ
⇒新潟駅から空港連絡バスで空港へ(片道約25分、420円)
所要時間(乗り換え時間は含まず):片道2時間30~3時間弱
・上越エリア~富山空港
⇒高速バス(片道3000円)か北陸新幹線(片道4620円)で富山駅へ
⇒富山駅から空港連絡バスで空港へ(片道約25分、420円)
所要時間(乗り換え時間は含まず):片道65分(北陸新幹線)、1時間55分(高速バス)
上越~新潟空港 | 上越~富山空港(北陸新幹線) | 上越~富山空港(高速バス) | |
所要時間(乗り換え時間含まず) | 片道2時間30分~3時間 | 片道65分 | 片道1時間55分 |
料金 | 2420円 | 5040円 | 3420円 |
所要時間では富山空港に分がありますが、料金は新潟空港の方が安いです。
新潟空港VS富山空港(新千歳便の本数)
新潟、富山空港ともに新千歳行きの飛行機が出ていますが、本数には違いがあります。
新潟空港からは、JALとANAが運航する新千歳行きが1日4~5本運航されていますが、富山空港からはANAの1日1本のみです。
飛行機の本数では、新潟空港の圧勝です。新潟には、2022年中にも札幌丘珠便が「トキエア」によって就航される予定でもあるので、札幌へ行ける機会はさらに増えるでしょう。
総合的には…どっちが良い?
今回は、上越エリアから札幌新千歳へ行く場合、新潟空港と富山空港どっちが良いのかを考えました。
総合的には、新潟空港の方が良いのではないかと思います。新千歳行きの本数も多いですし、上越エリアから新潟市内への高速バスの本数も充実しています。2022年中にはトキエアも就航するので、新潟空港がより便利になります。
富山空港が勝っているのは、所要時間です。空港までの移動時間を少しでも短くしたいのなら、富山空港を利用するメリットもあるかと思います。
上越エリアから札幌新千歳へ行く機会がありましたら、ぜひ参考にしていただければ幸いです。