こんにちは。
本州から北海道札幌市に、一時的に移住している私ですが、今冬札幌の冬を初めて経験しています。
散々「試される大地」と言われている北海道だから、冬はどれだけ厳しいのだろう…
と思っていたのですが、実際は余裕でした。
まあ、まだ冬は終わってはいませんが、1年で1番寒い「大寒」を越えた上での感想です。
また、私は本州日本海側の豪雪地帯出身ですから、温暖な地域出身の人とは価値観が違うかもしれないということもあらかじめお伝えしておきます。
札幌の冬が余裕な理由①厚着をすれば特に寒くはない
札幌市は、北海道内ではかなり暖かい部類に入る地域です。
とはいえ、真冬は最低気温が氷点下10度以下まで下がることも珍しくありません。
先日は、放射冷却の影響で最低気温が氷点下18度(アメダスでは氷点下13度)まで下がったこともありました。
しかしながら、厚着をしてさえいれば、それほど寒くはないというのが私の感想です。
上着やヒートテックはもちろん、手袋も必須です。
場合によってはマフラーや、ネックウォーマーも必要かもしれません(私はあまり着けることはありませんが)。
しっかり厚着をすれば、多少寒くても身体が冷えづらくなりますし、何より徐々に身体が寒さに慣れます。
私は数ヶ月前に本州から来ただけの人間ですが、それでも「氷点下2,3度程度なら暖かい」と思えるようになりました。
人間の適応力というのは、馬鹿に出来ないものです。
札幌の冬が余裕な理由②屋内に入れば、寒さとは無縁
北海道の特徴として、建物の断熱がしっかりしていることが挙げられます。
どの建物も、暖房をガンガン焚いているので(環境問題的には…)、一度屋内に入ってしまえば寒さとは無縁になります。
住宅に関しても同様です。(木造住宅は例外)
窓は二重になっていて、隙間風は入って来ません。
暖房を付けてしまえば、すぐに部屋が暖まるようになっているのです。
札幌の冬が余裕な理由③マンションなら雪かき不要
雪が降る地域で面倒になるのが、「雪かき」です。(北海道民は「雪投げ」と言う?)
北海道の雪は軽いとはいえ、毎日雪かきをするとなると結構しんどいでしょう。
戸建て住宅ならば雪かきをする必要が出てきてしまいますが、マンションならする必要はありません。
いくら雪が降ろうとも、雪かきを一切する必要がないのです。
マンション周辺の雪も、除雪業者や管理会社が何とかしてくれるので、その点も安心です。
札幌の冬が余裕な理由④大雪が降っても、びくともしない地下鉄
大雪が降ると、道路は渋滞し、交通機関も麻痺しがちです。
しかしながら、札幌市内を走る「札幌市営地下鉄」は、雪がいくら降ろうと基本的には平常運転をしています。
それもそのはず。地下鉄は地上を走らないから雪がいくら降ろうと関係ありませんし、他路線と直通運転もしていなので、JRが遅延しても地下鉄は平常通りなのです。
そのため、地下鉄をメインに使っている場合は、大雪時でも問題なく通勤通学をすることができます。
ただ、JRや路線バスとなると話は別です。JRは大雪が降ると運休しますし、バスは酷く遅れます。(30分遅れはよくある)
札幌で生活する場合は、なるべく地下鉄だけで移動が完結できる場所を選んだ方が良いでしょう。
札幌の冬が余裕な理由⑤本州日本海側ほど天気は悪くない
本州日本海側地域は、冬はまず晴れません。
あまりにも晴れと無縁なので、曇っている程度でも「晴れ」と言うレベルです。
一方、札幌はもちろん雪は降りますが、晴れる日もそこそこあります。
感覚としては、真冬でも雪(曇りも含む):晴れ=6:4といった感じでしょうか。
これが本州日本海側では、9:1くらいになると考えると、札幌はまだまだ恵まれていると思います。
結論:地下鉄沿い+マンションなら余裕
さて、今回は札幌の冬が余裕だった理由を語ってみました。
結論から申し上げると、
寒さは厚着でなんとかなりますし、地下鉄沿線のマンションであれば、雪の問題も少なくなるという話でした。
ただ、あくまでも「本州日本海側と比べれば」余裕という話なので、首都圏など雪のない地域からいきなり来る方は、少し大変かもしれません。