先月末、新潟を拠点とする「トキエア」が、国土交通省から航空運送事業の許可を受けました。
同時に、新潟空港と札幌の丘珠空港を結ぶ路線が、6月30日より就航されることも分かりました。
当ブログでは、これまでトキエアを特集して参りましたが、とうとう就航が決まったなという感じです。
さて、当記事では、新潟空港から飛行機で行くことができる「丘珠空港」のアクセス利便性を考えます。
丘珠空港は、札幌市内にある空港
札幌の空港というと、千歳市の「新千歳空港」が有名です。
しかし、札幌市にも空港はあるのです。それが、札幌市東区に位置する「丘珠空港」です。
丘珠空港は、滑走路が短く、使用できる機材が限られるため就航路線は少ないですが、札幌から函館、釧路を結ぶ路線など、さまざまなエリアへアクセスすることが可能となっています。
最近では、丘珠空港の滑走路を延伸するという計画も浮上しており、今後ますます勢いが強まるであろう空港だと言えます。
丘珠空港へのアクセス
丘珠空港は札幌市東区にある空港ですが、残念ながら地下鉄は通っていません。
最寄りの地下鉄駅は、札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅や新道東駅で、それぞれ徒歩で片道20~30分ほどかかります。
徒歩でのアクセスはやや大変なので、丘珠空港へは路線バスを使われるのが良いでしょう。
東豊線の栄町駅からは、丘珠空港方面に向かうバスが運行されています。
また、JR札幌駅前と丘珠空港を結ぶ空港連絡バスも運行されている(冬季は栄町駅⇔丘珠空港のみ運行)ので、空港から札幌中心部まで直接アクセスすることもできます。
丘珠空港に地下鉄を通す計画はある?
現時点では、丘珠空港に地下鉄は通っておりません。
ただ、既存の札幌市営地下鉄東豊線を丘珠まで延伸させることができれば、アクセスは遥かに便利になることは間違いないでしょう。
栄町駅や新道東駅から丘珠空港までは、直線距離で2km~3kmほどしかありません。
延伸させようと思えば、すぐにできるのではないかと思えますが、延伸するという具体的な計画はないようです。
札幌市内では、東西線を手稲区へ、東豊線を清田区へ延伸しようという運動が活発なので、仮に延伸されるとしても、丘珠に地下鉄が来るのは相当先になってしまうことでしょう。
丘珠空港のアクセス向上はあるか?
さて、今回は丘珠空港のアクセスについて、簡単にご紹介しました。
路線バスや空港連絡バスこそありますが、現時点では空港アクセスはやや不便というのが実情でしょう。
しかしながら、丘珠空港の利用者が増え、空港アクセスを改善させる必要性が高まれば、地下鉄の延伸などでアクセス向上を図ろうとする動きが出てくるかもしれません。
私個人的には、丘珠空港付近を通る「丘珠空港通り」は車で渋滞することも多いため、空港アクセス改善+渋滞解消のためにも、地下鉄延伸は有効な策だと思っています。