Kaggleでは、しばしば“Notebook”(もしくは”Kernel”)を頻繫に使うことになります。今回はノートブックとは何なのかについて解説します。
Notebookとは、PythonやRのコードを書き、実行することができるページのことを指します。
機械学習モデルを構築したり、予測をする際には不可欠な存在です。Kaggleでは”Kernel”と呼ばれることもあります。
Notebookを作成する
Notebookを作成する方法は、主に2通りあります。1つ目は、Notebookトップページより作成する方法です。
トップページにアクセスすると、上の画像のような文字列が出てくると思います。ここで、“New Notebook”をクリックします。
すると、”Select new notebook settings”という画面に遷移します。
ここでは、ノートブックで使う言語や、ノートブックの種類を選びます。基本的には、言語は”Python”、ノートブックタイプは”Notebook”を選んでおけば良いです。
選択が完了したら、“Create”を押せばノートブックを作成できます。
ノートブック作成2つ目の方法は、特定のコンペのページから作成する方法です。
ここでは、例としてタイタニックコンペのページから作成したいと思います。
タイタニックコンペのページで、”Notebooks”タブを選択すると、上の画像のようになります。
ここで、“New Notebook”を押すと、先ほどと同様の”Select new notebook settings”の画面に移ります。
コンペティションページからノートブックを作るメリット
コンペのページからノートブックを作成した場合、コンペに必要となるデータがあらかじめインプット(input)された状態となっているため、わざわざデータを探し出す手間がかからないというメリットがあります。
ノートブックでは何をすれば良い?
最後に、ノートブックの簡単な利用法を少しだけ説明したいと思います。
ノートブックでは、PythonやRのコードを書き実行したり、高速で処理ができるGPUやTPUを無料で使うことができます。
コンペに提出するためのファイルやコードを書くために使えるのはもちろんのことですが、それだけでなく自分が選んだデータを視覚化(Visualization)したり、Pythonの文法事項でまだよく分からない所を復習したい時にも有効です。
以前紹介したGoggle Colaboratoryと同様に、ブラウザからPythonコードを実行できる便利な代物なので、機械学習やデータ分析の知識を深めるために活用してみてはいかがでしょうか。