KaggleにはNoviceからGrandmasterまで、5つのランクが設定されています。
今回はこのうち、上から2番目のランクに相当するMasterになるためための条件を解説していきたいと思います。
Competitions Master
2021年1月現在、Kaggleには1525人のCompetitions Masterがいます。
Competitions Masterになるには、金メダルを1枚、銀メダルを2枚獲得する必要があります。
金メダルを取るには上位10人+0.2%の領域に入らなければならない(参加チーム数が250以上のコンペの場合)ので、非常に難しいです。銀メダルについては、上位5%以内に入れば獲得することができる(参加チーム数が1000以上の場合)ので、金メダルと比べれば比較的取りやすいと言えます。
メダルは必ずしも個人で取らなければならないわけではなく、チームで取っても良いことになっています。複数人で協力して取り組み、銀や金メダルを目指すのも一つの手です。
Datasets Master
2021年1月現在、Kaggleには21人のDatasets Masterがいます。Competitionsと比べるととても数が少ないことが分かります。これは、Datasets Masterという称号が最近になって創設されたことや、コンペに参加するKagglerの数と比べて、データを投稿するKagglerの数が圧倒的に少ないことが理由だと思われます。
Datasets Masterになるには、金メダルを1枚、銀メダルを4枚獲得する必要があります。
Notebooks Master
2021年1月現在、Kaggleには142人のNotebooks Masterがいます。
Notebooks Masterになるには、銀メダルを10枚取る必要があります。金メダルを取る必要はありませんが、10枚もの数の銀メダルを手に入れなければならないため、簡単に達成できるわけではありません。
Discussion Master
2021年1月現在、Kaggleには64人のDiscussion Masterがいます。
Discussion Masterになるには、銀メダルを50枚取り、かつトータルで(金、銀、銅問わず)200枚のメダルを取る必要があります。
トータルで200枚以上のメダルを取るのはそれほど難しくはないと言えます。積極的にコメントをすることを続けていれば、自然と銅メダルが貯まるからです。
ですが銀メダルを50枚取るのは簡単ではありません。銀メダルを取るための条件である5つのUpvoteを貰うためには、それだけ多くの人にとって有益なコメントをする必要があるでしょう。
まとめ(Masterになるには)
- Competitions Master → 金メダル(上位10人+0.2%)を1枚、銀メダルを2枚
- Datasets Master → 金メダル(50Upvote)を1枚、銀メダル(20Upvote)を4枚
- Notebooks Master → 銀メダル(20Upvote)を10枚
- Discussion Master → 銀メダル(5Upvote)を50枚、トータルメダル数200枚