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Kaggle: Competitionでメダルを取るための戦略

Kaggle

Kaggleにおける主要な機能の1つが、Competition(コンペ)です。コンペで上位に入ると、メダルを獲得することができるので、何とかしてメダルを取りたいという方も多いのではないでしょうか。

Competitions Master、Grandmasterになるために必要な金メダルを取るためには、上位数人から数十人の中に入らなければならないので、非常に難しいと言えます。

しかし、銀メダルや銅メダルについては、初心者の方でもそれほど苦労することなく獲得が狙えると思います。今回の記事では、Kaggleを始めたばかりの初心者でも手軽に実践できる、メダルを取るための戦略をお伝えします。

メダルを取る為に①ディスカッションを逐一チェックする

全てのコンペには、「ディスカッション」と呼ばれるページが用意されています。ここでは、コンペに参加しているユーザーたちがコンペに関するさまざまな話題について議論しています。自分でスレッドを立てることもできますし、誰かが立てたスレッドにコメントを残すこともできます。ディスカッションではコンペで高得点を取るために不可欠な情報が共有されることがあるので、なるべく頻繫に内容をチェックすることが必要でしょう。

ディスカッションでは、「ソート」機能を使ってスレッド一覧を並び替えることができますが、私個人的には「Recent Comments」でソートするのがおすすめです。新しくコメントが付いたスレッドが優先的に表示されるので、新しい情報を簡単に調べられます。

メダルを取る為に②色々なNotebookを読む

コンペ参加者たちはNotebookを作成し、共有しています。Notebookにはモデルや特徴量エンジニアリングの手法を紹介したもの、データのEDAを行うものなどさまざまあり、初心者の方が高得点を狙うには不可欠な情報源と言えます。

既に熟練した技術を獲得しており、自分(もしくはチームメイト)だけの力で精度の良い予測をするモデルを作ることができるユーザーも当然います。金メダルを取るユーザーの多くはそのような人たちでしょう。ただほとんどのユーザーは、そのようなことはできません。他のユーザーが投稿、共有したNotebookを使って知識を得たり、モデルについて学ぶことで、コンペでの順位争いを切り抜けているのです。

Notebookをソートする手法はさまざまあります。Upvoteが多い順にソートする”Most Votes”や得点が高い順にソートする”Best Score”などがありますが、公開されているNotebookを最大限活用するためには、このソート機能を使いこなす必要があるでしょう。

①”Most Votes”でソートする

Upvote数が多い、つまり特に多くのユーザーに支持されているNotebookを検索できます。コンペに参加したばかりで、コンペの全容やBaselineについて理解したい場合に使うと良いです。

②”Best Score”でソートする

得点が高い順にソートできるので、多くのユーザーが使っています。いくら得点が高いとはいえ、公開されているNotebookをfork(コピー)しただけでメダルを取ることは難しいです。ですが、高得点を取っているNotebookがどんな手法を使っているのかを学ぶことができるので、コンペにある程度慣れてきて得点を意識し始めた際に有効な検索方法だと言えます。

③”Recently Run”でソートする

最近Run(実行)されたNotebookを検索できます。既存のNotebookにはない新たな手法が紹介されている場合もあるので、時間がある場合は頻繫にチェックしてみると良いでしょう。

メダルを取る為に③チームを組む

Kaggleでは、チームを組んでコンペに参加することができます。チームでメダルを得た場合も、一人で取った場合と同じように扱われる(ただし、Competitions Grandmasterになるには最低でも一回一人で金メダルを取る必要がある)ので、チームで挑むのは有効な戦術と言えるでしょう。

知り合いや友達に機械学習に精通している人がいないという人も問題はありません。コンペのディスカッションでは、チームを組む人を探すことができるスレッドが必ず用意されています。確実にチームメイトが見つかるとは限りませんが、スレッドで他のユーザーに呼びかけることによって、同じチームに入ってくれる人が見つかる可能性もあるので、興味がある方は挑戦してみると良いと思います。

チームメイトとのコミュニケーションは、Kaggleとは関係のない場所で行われることが多いです。連絡手段として、メール、LINEや、Twitterなどでのダイレクトメッセージが挙げられます。海外の人とチームを組む場合は普段使っていないサイトやアプリケーションを使ってコミュニケーションを取る場合もあるかもしれないので、あらかじめチームメイトに確認しておくと良いでしょう。

まとめ

コンペでメダルを取る戦略を3つ紹介しました。ディスカッションやNotebookを最大限活用することが特に初心者にとって重要だと思います。可能である場合は、チームを組んで複数人の力でメダルを目指すのも有効でしょう。

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