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COVID-19オープンデータ(東京都)について

新型コロナウィルス(COVID-19)の流行が引き続き深刻となっていますが、今回は東京都が公表している、COVID-19のオープンデータを紹介します。

オープンデータとは?

オープンデータとは、誰でも自由にアクセスができ、かつ2次利用ができるデータのことを指します。つまり、データをダウンロードして内容を確認するだけでなく、自分で分析をするために活用することも可能です。

オープンデータへのアクセス方法

東京都が公表しているCOVID-19に関するオープンデータは、東京都オープンデータカタログサイトから入手することができます。

COVID-19関連のオープンデータとして、3つのデータが公表されていますが、おそらく一番使われると思われるのが「東京都 新型コロナウィルス陽性患者発表詳細」というタイトルが付いたデータです。

このデータでは、これまで東京都で感染が確認されたCOVID-19の患者に関する情報を調べることができます。

データの入手は非常に簡単です。データが置かれているページにアクセスし、矢印のマークが付いた「探索」と書かれた項目をクリックします。

「探索」をクリックする

すると、「プレビュー」「ダウンロード」と書かれた項目が出てくるので、「ダウンロード」をクリックします。これで、ファイルをパソコンにダウンロードすることができます。

データの内容

実際にデータをExcel等で開いてみると分かりますが、データにはいくつかの列(カラム)が設定されています。この記事では、いくつかピックアップして紹介したいと思います。

公表/発症年月日

公表年月日では、その患者がCOVID-19に感染しているという情報が公表された日付が書かれています。発症年月日は、患者がCOVID-19を発症した日付が書かれていますが、発症日が不明である患者が多く、ほとんどが空欄になっています。

患者居住地

患者が住んでいる地域が示されています。「湖北省武漢市」「湖南省長沙市」「都内」「都外」「調査中」などの要素が入っています。「都内」に該当する患者数が圧倒的に多いようです。「調査中」に分類される患者はわずか85人ほどしかいません。

患者年代

患者の年齢を10歳階級別に示しています。改めて、20代~50代の感染者が多いことが伺えます。

患者性別

患者の性別(男性、女性)を示しています。男性の方が女性よりもやや数が多いようです。

退院済フラグ

退院済フラグは、「1」と空欄から構成されています。「1」は既に退院した患者(亡くなった患者も含む)を示していますが、空欄が現在病院や自宅、宿泊施設等で療養中の患者であるとの説明は書かれていません。

なお、東京都が運営するCOVID-19情報サイトによると、現在(2021年2月1日)入院、宿泊療養、自宅療養、調整中に該当する患者数は合計約13000ほどになっていますが、この数字は退院済フラグが空欄になっている患者数の合計と一致していません。したがって、退院済フラグについては「1」の場合は退院している(もしくは亡くなっている)ことが明確になっていますが、空欄の場合は不明確であり、療養中であるか、もしくはまだデータの更新が追い付いていないという状況になっているのではないかと思われます。

データは逐一更新される

今回ご紹介したデータは毎日のように更新されるようになっています。リンクは固定されているので、ブックマークなどに登録しておけば簡単に最新のデータにアクセスできます。

なお、「アクティビティストリーム」を見ると、いつ頃データが更新されたのかを確認することができます。

「アクティビティストリーム」の様子
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