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【旅行記】北海道フリーパスで行く6泊7日の旅!:6日目

旅行・散策・交通

5日目の模様は、こちらからご覧ください

6日目は、旭川駅から函館本線に乗り、札幌方面に向かいます。

朝の旭川駅は9月初めにもかかわらずひんやりとしていました。

長袖でないと寒いくらいの気温です。

確かこの日の最低気温は10度前後だったと思います。同時期の東京は20度程度あることを考えると、気候の違いがよく分かります。

旭川駅からは久々に「電車」に乗車します。

帯広から釧路、釧路から網走、網走から北見、北見から旭川、旭川から音威子府とずっと「気動車」に乗ってきたので、旅の1日目に新千歳空港から南千歳まで乗った「快速エアポート」以来の電車となります。

函館本線の札幌旭川間は1時間に1本間隔で特急が走っているため、都市間移動には苦労しません。ですが千歳線などと異なり旭川近郊の普通列車の本数は多くありません

8時10分発の深川行き(2021年現在この列車は岩見沢行きになっている)に乗車。旭川を代表する秘境駅である伊納駅(2021年に廃止)を越えて、深川駅に到着します。

深川駅は留萌本線との乗り換え駅です。留萌線は廃線の危機が迫っている路線ですが、今後どうなるのでしょうか?(追記:2023年春の一部区間廃止が決定されました)

深川駅では外に出て、ある場所を目指して歩きます。目指す場所とは、留萌本線のある駅です。

留萌本線は本数こそそれほど多くはありませんが、駅間は短いため、「歩いて駅を目指す」ことが可能です。これは宗谷本線や釧網本線などでは難しいことです。

ということで、深川駅から歩き、留萌本線の「北一已(きたいちやん)」という駅まで行くことにします。

北一已駅の存在はYouTubeのとある動画で知りました。名前が変わっていて、秘境駅のような雰囲気も兼ね備えている駅のようなので、かねてから興味を持っていました。

駅前道路を西に進み、道道281号に入ります。

あとはひたすら道道を北上していきます。

道路に立つ矢印は北海道特有のもの
「妹背牛」(もせうし)は難読地名

妹背牛、多度志、秩父別と変わった地名が並ぶ道路案内板が見えたら、右(多度志方面)に曲がります。

駅が近づいてきた

踏切を超えてしばらく歩くと、北一已駅へと到着します。

木造の北一已駅舎

深川からはそれほど離れておらず、30分ほどでアクセスできました。

駅は無人駅となっていますが、駅舎は歴史を感じる木造駅舎で、待合室として利用することができます。

駅舎の中から外を見る

ホームに出ると、そば畑が広がる風景を楽しむことができます。

ホームからはそば畑を見ることができる
留萌本線は単線になっている

周囲には建物が多くあるため秘境駅という感じではありませんが、誰もいない駅にいるとなんだか心が澄んだ気分になってきます。

特急停車駅である深川から少し歩いただけでこのような雰囲気を楽しめます。

北一已からはまた歩いて帰ることもできますが、丁度良い時間に深川行きの列車があったので、留萌本線に1駅だけ乗り、深川に行きたいと思います。

ちなみに、北一已からは私以外にも深川行きの列車に乗られた方がいらっしゃいました。おそらく地元の方だと思われます。

わずか数分で深川駅に到着しました。北海道フリーパスを持っているので、駅で精算する必要はありません。深川からは特急に乗って一気に札幌へと向かいます。

函館本線札幌ー旭川間は特急が1時間に1本以上走っているため、手軽に特急に乗ることができます。

特急ライラックに乗って、北の大都会札幌を目指します。

1時間程度で札幌に到着しました。札幌は北海道を代表する大都会です。札幌到着直前には、車窓から駅周辺に建つ高層ビルを見ることができ、人口200万の都会ぶりが分かります。

札幌では、昼食に名物のバターラーメンをいただきました。

昼食を食べた後は少し駅周辺を散策します。

テレビ塔

日本三大繫華街のすすきのにも寄り道。

札幌市電にも乗りました。

札幌はさすが大都会という風格。今夜は札幌で宿泊したかったのですが、札幌駅近くのホテルは料金が高いので、今日は小樽で泊ります。

というわけで、札幌からは函館線で小樽へ。札幌ー小樽間は本数が多いため、時間を気にする必要はありません。

快速エアポートに乗り、30分ほどで小樽に到着。

小樽といえば、小樽運河が大変有名です。駅から少し歩くだけでアクセスできるようなので、行ってみることにしました。

小樽運河の様子

小樽駅前からひたすら坂を下ると、すぐに小樽運河に着きます。

コロナ前ということもあり、小樽運河にはたくさんの外国人観光客の方がいらっしゃいました。美瑛の時と同様、アジア系の人が多い印象でした。

なお、夜9時過ぎにもう一度小樽運河へ行ってみたのですが、その時はライトアップが終了していたということもあり、人はほとんどいませんでした。

小樽は歴史的な建物が並ぶ地域としても有名です。

旧安田銀行小樽支店(夜間に撮影)

旧国鉄手宮線という廃線も有名です。

手宮線廃線跡はきれいに整備されている

これらのスポットは全て駅から徒歩でアクセスできるので、小樽はまさに鉄道旅に最適なスポットといえるでしょう。

さて、旅6日目は小樽で終了です。駅前のビジネスホテルに宿泊しました。夕飯は駅前の長崎屋で調達しました。

旅もとうとう残り1日です。最終日7日目では札幌を観光したり空港でお土産を買ったりしたかったのですが、旅の計画が狂うあるアクシデントが発生してしまいます。

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