3日目の模様は、こちらからご覧ください。
4日目では、北海道第2の都市である旭川を目指します。北見駅をスタートし、JR石北本線を西へ進みます。
北見からは、普通列車西留辺蘂行きに乗車します。さすがに直接旭川まで行くのは難しいようです。
終点の西留辺蘂まで行って次の列車を待つ、という方法もあったのですが、西留辺蘂はとても簡素な駅のようで、暇をつぶすのが大変そうです。
なので、今回は終点から1つ手前の留辺蘂(るべしべ)駅で下車したいと思います。留辺蘂駅は無人駅ですが、かつては駅員さんがいらっしゃった駅で、旧留辺蘂町(現在は北見市)の中心駅でもありました。
それに、特急も停車する駅なので、石北本線の中では比較的本数が多い方なんですよね。なので気軽に途中下車ができます。
留辺蘂駅は無人駅であり、乗客も私以外ほとんどいなかったので、たくさん写真を撮りました。 今でこそ無人駅になってしまっていますが、町の中心駅だった名残を色濃く残しています。
駅構内や駅舎はとても広く、充実しています。特急が停車する駅でもあるため、駅前にはタクシーが常駐していました。
駅ホームで次に乗る特急を待っていると、地元住民と思しき方が数名ホームに入ってこられました。おそらく私と同じ特急に乗られるのだと思います。石北本線は高速バスや自家用車に押されていますが、地元の方にも使われていると思うと少し安心します。
留辺蘂駅からは、特急「大雪」(たいせつ)に乗車して、いよいよ旭川へと向かいます。特急大雪にはキハ183という古い車両が使われています。キハ183は重厚感と歴史を感じられる、素晴らしい車両ですね。
気動車特急はエンジン音も楽しいです。2時間半ほど特急に揺られて、旭川駅へと到着します。
旭川駅からは、寄り道してJR富良野線に乗ります。美瑛行きに乗って、美瑛へ向かいます。富良野線は観光客がよく利用するということもあり、車内は結構混んでいました。
富良野線の列車は旭川市内を走り、その後美瑛町へと入ります。美瑛は北海道でも屈指の観光スポットとして有名ですね。
旭川から約30分ほどで美瑛に到着しました。美瑛駅はさすが観光地の駅というだけあって外国人観光客が大変多かったです。アジア人の方が特に多かった覚えがあります。
コロナ禍となった現在は外国人観光客がほとんどいないでしょうから、駅前もがらんとしているのでしょうか。
美瑛は観光スポットですから、昼食はおしゃれなお店で・・・といきたいところでしたが、当時は食べ物にお金を使わない旅をしていたので、昼ご飯はセイコーマートで買ったものを駅前のベンチで食べました。
いくら北海道ローカルのセコマとはいえ、美瑛でコンビニ飯とは…次こそはおしゃれなお店に行きたいものです。
美瑛ではいつもの如く駅前をぶらぶらします。美瑛で有名なラベンダー畑は駅からかなり離れているので、行けませんでした。
美瑛の駅前道路はしっかりと整備されていました。碁盤の目のような街が多いのは北海道全体で共通していますが、美瑛は電柱も地下化されており、観光地としての風格を感じました。
美瑛町役場は町とは思えない立派さです。高くそびえたつ塔は、「四季の塔」と呼ばれているようです。
一通り駅前を歩いた後は、駅へと戻り、旭川行きで帰ります。
ただ駅前を散策しただけで終わるというのは若干消化不良な面もありますが、美しい街並みを見れただけでも良しとしましょう。
4日目は旭川駅で終了です。駅前にあるビジネスホテルに宿泊しました。夕飯は駅に直結しているイオンで調達。駅からスーパーに数分程度でアクセスできるというのは便利でありがたいです。
ホテルにチェックインする前に少しだけ旭川駅前の商店街(旭川平和通買物公園)を歩いてみましたが、とても充実していて驚きました。お店の充実ぶりや人通りの多さは県庁所在地クラスの都市に引けを取らないレベルであり、旭川が道内第2の都市であることを実感しました。
というわけで、旅も残り3日となってきました。5日目は旭川を出発し、日本最北の鉄道路線である宗谷本線に乗車します。