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インターネットと「村社会」

時事問題から考える

私は、基本的に日本人ユーザーのTwitterを見ることをしません。

なぜなら、日本人ユーザーのTwitterって、海外の人のそれと比べると圧倒的に「質」が悪いんですよね。

本当に驚くほど違うんです。おそらくこれって、日本人と海外の人との間で、Twitterの使い方が大きく異なっているのが主たる原因だと思います。

しかし、私は他にも何か要因があるのではないかと考えました。

それは、日本のSNSが「村社会」に陥っているからだと思うのです。

村社会とSNS。一見正反対の存在だと思いがちですが、SNSの中にも村社会はできるのです。

村社会では、その村の「長」とされる人物や、それに近い人物が威張り散らしたり、権力を振るったりしています。

日本のSNS上でも、同じようなことがしばしば見られます。

たとえばプログラミング界隈の日本人ユーザーで言えば、あまり多くの人に知られていない新規・中堅ユーザーはおとなしく、真面目にコミュニケーションや議論をしているけれども、何故だか「実力がある」と認められている人となると、不適切な物言いをしたり、他者を叩いたりしている人が少なくないんですよね。

しかもこのような現象は、プログラミング界隈だけに限らないのです。特にTwitterであればどの界隈でも似たような現象を観察できるのではないでしょうか。

ではなぜこんなことが起きるのでしょうか。普通に考えれば、ネームバリューや知名度がある人の方が発言には気を付けるはずだし、ほとんど誰にも知られていない人の方がネットで大暴れしやすいはず。

私の考えでは、このような現象は「SNSの村社会化」に大きく関わっていると思います。

先ほど述べたように、村社会では地位が高い人が威張ったり、権力を行使したりしています。SNS上でも、実力があるとされる人や、知名度の高い人が威張ったり、暴言を吐いたりしているわけです。

そして、村社会では一般の村人が地位の高い人に反抗したり、意見したりすることはできません。「~様に指図するとは何事か」とされ、村八分にあってしまうからですね。

インターネット上でもそれは同じです。威張ったり暴言を吐いたりしている人に対して、それを咎めたり諫めたりする人はほとんどいません。

それはSNS自体が何らかの病理を抱えているからであって、その「病理」は「村社会」にほかならないんですね。

だから私は、SNSはほとんど使わない、という話でした。

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