毎年2月になると、慶應義塾大学を受けた時のことを思い出します。
私は、経済学部と商学部の2学部を受験しました。試験会場は両方とも三田キャンパスでした。
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JR目黒駅近くのホテルに宿泊
私は地方出身なので、受験のためにホテルを取る必要がありました。
ホテルは、三田キャンパスに近いJR目黒駅周辺の「プリンセスガーデン」というところを選びました。
どんなホテルだったかは全く覚えていませんが、居心地は良かったと思います。
目黒から三田キャンパスまで、バスで移動
試験当日は、目黒駅から三田キャンパスまで、都営バスで移動しました。
目黒から三田へは都営三田線で行くこともできますが、バスの方が便利でした。
都営バスは「慶應義塾大前」というバス停があり、キャンパスの目の前で下ろしてもらうことができます。
一方三田線を使う場合は、三田駅から徒歩10分弱歩かなければなりません。
地方から出てきた私にとって東京の地理は難解です。駅から徒歩10分以内でアクセスできるとしても、迷ってしまいそれ以上に時間がかかる可能性もあります。
大学の目の前まで行ける都営バスの方が、安心感が強かったわけです。
そういった理由で、当日はバスで三田キャンパスまで行きました。
思った以上に…だった校舎
オープンキャンパスに参加したこともなかったので、三田キャンパスに入ったのは試験当日が初めてでした。
慶應義塾大学と言えば、日本でも屈指の「キラキラしている」大学です。校舎もさぞ綺麗なんだろうなあと思っていたのですが…
試験会場として案内された校舎は、何だか昭和の雰囲気を感じる古びた建物でした。
今でこそ、「慶應の校舎は新しい建物ばかりでない」ことなど当たり前のように知っています。
しかし無知な受験生だった当時は、「慶應なのに校舎がこんなに古いの!?」と驚いた記憶があります。
観光は一切せず、ただ受験をしただけで帰郷
普通の人であれば、「せっかく受験で東京に来たから、ついでに観光しよう!」と思うことでしょう。
ところがASDで「バカ真面目」な私は、受験だけに集中していたので、観光など全くしませんでした。
三田キャンパスの近くには、東京タワーや増上寺などの観光スポットがあります。それにもかかわらず私は全く興味を示さず、受験が終わるとそそくさとホテルに戻りました。
まあ、当時は東京に滞在すること自体が「大仕事」だったので、受験をするだけで精一杯だったのだと思います。
あの頃は色々と大変だった
地方出身者にとって、東京に出て大学の受験をするというのはかなり大変なことです。
知らない土地に行き、知らないホテルに泊まり、初めて訪れたキャンパスで受験に臨む…
それほどの負担があるのに、地方出身者がハンデを貰えることはありません。当たり前ですが…
圧倒的に有利な条件下にある地元出身者と、対等に争わなければならないのです。
この大変さは、地元の大学を受験した方には分からないと思います。