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Kaggle: NotebookでUpvoteを稼ぐための戦略

Kaggleには“Notebook”と呼ばれる機能があります。Notebookではブラウザ上でPythonやRのコードを実行したり、Markdown記法で文章を付けることもできます。

作成したNotebookは保存して、誰でも見られるように公開することができます。

公開したNotebookにUpvoteが付くと、数に応じてメダルを獲得することができます。

メダルの種類必要なUpvoteの数
金メダル50 Upvotes
銀メダル20 Upvotes
銅メダル5 Upvotes
(メダルを得るために必要なUpvoteの数)

なお、Upvoteは“Novice”でないユーザーのものに限られます。また、自分で自分のNotebookにUpvoteを付けても、メダル獲得のカウントには影響しません。

Notebookで一定数以上のメダルを手に入れると、ExpertやMaster、Grandmasterになることができます。

ランク必要なメダルの数
Notebooks Expert銅メダル5枚
Notebooks Master銀メダル10枚
Notebooks Grandmaster金メダル15枚
(ランクアップに必要なメダルの数)

そこでこの記事では、Notebookで効率的にメダル(Upvote)を集める為に役立つ知識をお伝えしたいと思います。

Upvoteを稼ぐには①コンペティションに関するNotebookを書く

コンペでは、“EDA”“Baseline”に関するNotebookが有効です。

EDAとは、コンペで登場するデータをグラフなどで視覚化し、データの持つ特徴を読み取ることです。

初心者にはクオリティの高いEDA Notebookを書くのは難しいですが、MasterやGrandmasterが書いたEDAを参考にして、どのようなやり方で書いていけば良いのかを勉強していくことが重要です。

Baselineとは、ニューラルネットワークやXGBoostなど、さまざまなモデルを使い、あまり複雑なことをせずに単純な予測だけをすることを指します。

単純といっても、作るのが簡単というわけではありません。こちらについても色々な人のNotebookを読んで、書き方を学ぶのが良いでしょう。

Upvoteを稼ぐには②得点が高いNotebookを書く

進行中のコンペでは、得点が高いNotebookが特に注目を集めやすいと言えます。

なぜなら、参加者のほとんどは優れた成績を残すことを目指そうとするはずで、Notebookを検索する際、“Best Score”(得点順)で調べる人が多いからです。

したがって、高得点のNotebookを出せばすぐに多くのUpvoteを得ることができます。

ただし、いくつか注意すべきポイントがあります。

1つ目は、コンペ終了直前には高得点のNotebookを出すのは控えた方が良いという点です。

終了直前に高得点のNotebookが公開されてしまうと、多くの参加者がそれに殺到して、Leaderboard(ランキング)が大きく変動してしまう恐れがあります。

長い期間をかけてコンペに取り組んでいた参加者の努力を踏みにじってしまう可能性もあるので、このような行為は控えるべきでしょう。

2つ目は、他の人が公開したNotebookとは違うオリジナリティ性を少しでも出す必要があるという点です。

他人のNotebookを完全にコピーしたものを投稿するのは違反行為であり、悪質な場合はアカウントが消される可能性もあります。

完全コピーは論外ですが、Upvoteを集めているNotebookの中には他のNotebookとほとんど違いがないものが見られることがあります。

このようなものでもメダルが手に入ってしまうことはありますが、せいぜい銅メダル止まりです。

Upvoteをたくさん集めて、銀メダルや金メダルを取りたい場合は、他の人のものとは違う、「オリジナリティ性」を出す必要があるでしょう。

このオリジナリティ性は、必ずしも難解なものである必要はありません。モデルを少し改変してみたり、特徴量を追加してみるなどでも良いでしょう。

ただし、ハイパーパラメータチューニングをしただけの内容ではほとんど違いがないと言えるので、公開は控えるべきだと思います。

Upvoteを稼ぐには③人気のあるDatasetsに関するNotebookを書く

Datasetsトップページには、最近特に人気があり、たくさんの人が内容を閲覧しているデータセットが優先的に表示されています。

このようなDatasetsに関するNotebook(EDAや予測モデルなど)を書くと、色々な人に見てもらえる可能性がより高まります。

面白そうなデータセットがあれば、Notebook作成に挑戦してみると良いでしょう。

Upvoteを稼ぐには④Notebookを頻繫に更新する

修正点を直したり、新しい要素を付け加えるなどしてNotebookを頻繫に更新していると、Notebooksトップページに自分の投稿が表示されやすくなることがあります。

トップページに表示されれば、それだけアクセス数が増えるので、Upvoteも増えることが期待されます。

Upvoteを稼ぐには⑤コメントが来たら返信する

Notebookには、自由にコメントを付けられる機能があります。

自分の投稿にコメントが付いたら、出来る限り返信をするのが良いでしょう。

コメント数が増えれば、そのNotebookが盛り上がっていると感じる人が現れて、アクセス数が増えることも考えられます。積極的にコメントを返すことでDiscussionメダルを増やすことができる場合もあるので、一石二鳥と言えるでしょう。

まとめ

  • Notebookでは、Upvoteの数に応じてメダルが手に入る
  • メダルを増やすと、ランクアップが狙える
  • コンペのNotebookでUpvoteを増やすには、EDAやBaselineの他、得点の高いNotebookも有効
  • 人気があるDatasetsのNotebookを書いてみるのも手
  • 積極的に更新をしたり、コメント返信をするのも有効
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