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【札幌移住】寒さから逃れるための部屋選び

北海道・札幌

今回は、札幌移住において、冬の寒さから逃れるための部屋選びに役立つ知識(Tips)をお伝えしたい。

①「日当たりが悪い」部屋はNG

まず、日当たりが悪い部屋はやめておこう。
特に「北向き」の部屋は、日光が1日中ほぼ入らないため、日の光によって室温が上がるということがない。

そのため、暖房や自分自身の熱など、他の手段を使って室温を上げるしかなくなり、結果として暖房代が高くなってしまう。

また、日当たりが悪い部屋は、自分の精神状態にも少なからず悪影響を与える。
特別な条件がなければ、日当たりが良い部屋を選んだ方が良いだろう。

②「最上階角部屋」の思わぬ落とし穴

賃貸マンションなどでは、時折「最上階角部屋」の部屋が出ていることがある。

このような部屋は一見すると、「近隣住民の音が聞こえづらく、快適に過ごせそう」と思いがちだ。

確かにそれは正しいのだが、最上階角部屋の部屋は、周囲に部屋が少ないため、夏は暑く、冬は寒くなりやすいという欠点がある。

夏の暑さに関しては、札幌ならそれほど大したことはない(本州から来た人であれば尚更そう思う)ので、あまり心配はない。

ただ、冬の寒さには注意する必要がある。
周囲を近隣の部屋に囲まれている部屋の場合、周りの部屋が暖房を付けることで、自分の部屋も間接的に暖まることがある。

しかし、最上階角部屋では、そのようなことはほぼ起こらない
外に接している部分が多いため、部屋が冷えやすいだけでなく、近隣の部屋によって暖まることもないため、暖房代が高くなりやすい

よほど特別な事情(周囲の音がなるべく聞こえないところが良いなど)がなければ、最上階角部屋は避けた方が良いだろう。

③暖かい/寒い地域を意識せよ

札幌市内といえども、場所によって、気温は大きく変化する

基本的には、人工物や人の数が多い、札幌都心(札幌駅、大通など)が近ければ近いほど、冬の気温は高くなると考えて良いかと思う。

逆に、札幌都心から離れた地域になると、自然は豊かで都会の喧騒は少ないが、冬の気温は低くなりやすい。

札幌は家賃が安く、都心から近い地域でも手が届きやすいため、とりあえず都心から近い場所(市営地下鉄沿線)を選ぶのが良いと思う。

④木造より鉄筋コンクリート

当たり前だが、木造より鉄筋コンクリートの方が、冬の寒さの影響を受けづらい。

今の時代、札幌の賃貸物件はほとんどが鉄筋コンクリートだが、家賃の安さに惹かれて木造を選んでしまうと、結局暖房代で損してしまうので注意。

⑤暖房設備の種類について理解しよう

一口に「暖房設備」と言っても、色々なタイプがある。

私の出身地(本州日本海側)では、普通の石油ストーブを付けて、部屋を暖めるという手法が一般的だった。

しかし、寒さ厳しい北海道では、「セントラルヒーティング」「FF式ストーブ」など、その土地特有の高度な暖房設備が普及している。

「セントラルヒーティング」とは、建物内にある熱源から、パイプを通じて熱を各部屋に循環させるという手法。

「FF式ストーブ」は、本州などで使われるストーブとは異なる。
燃焼用の空気を外気から取り入れて、排気は給排気筒を使って外に出すという仕組みになっている。

一般的なストーブでは、定期的に換気をしないと危険だが、FF式の場合、排気が自動的に外へ出て行くため、換気の必要がない

これらは、本州ではほとんど見かけない設備ということもあり、北海道の厳しい寒さに対応した、質の高い設備と言える。

札幌の賃貸住宅では、「セントラルヒーティング」や「FF式ストーブ」が備え付けられている物件も多いが、そうでないところも当然ある

例を挙げると、「寒冷地仕様エアコン」だけが設置されている物件である。

北海道の寒さにエアコン!?と思われるかもしれないが、寒冷地仕様エアコン自体は、それほど悪いところはない。
特に、最近作られたばかりのエアコンであれば、札幌の寒さに充分対応することもできる。

ただ、通常のエアコン(寒冷地仕様でないもの)は、北海道の真冬では使い物にならないので注意しよう。

道内の寒さや暖房設備に疎い人は、不動産屋の人に訊いてみるなどして、それぞれの設備の良し悪しを理解してから、物件を選ぶのが良いだろう。

⑥都市ガスか、プロパンガスか

札幌で物件を選ぶ際、気にしなくてはならないのは、「ガス」の種類である。

札幌は「プロパンガス(LPガス)」が多いが、プロパンはガス代が高くなりやすいというデメリットがある。

お風呂や料理だけでなく、暖房にもガスを使っている場合、プロパンガスだと、冬のガス代がとんでもないことになる恐れがある

そのため、物件数は少ないが、なるべく都市ガスの物件を探したほうが良いだろう。

最後に:快適な冬のために、よく考えて決めよう

今回は、「寒さ」という点にフォーカスを置いて、移住の際気を付けるべきことを書いた。

道外、とりわけ気候が比較的温暖な関東や西日本から札幌へ移住する方は、物件選びの際、その部屋が冬寒くないかをよく調べたうえで、移住先を決めることをおすすめしたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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