皆さんこんにちは。
ご存知の方は少ないかもしれませんが、昔から言われている、北海道観光のあり方を揶揄する言葉があります。
それは、「自然一流、施設二流、料理三流、サービス四流」(関係者の意識は五流、と続く場合もある)というものです。
文字通り、北海道は自然は一流だけども、施設は二流、そこで出される料理は三流、そしてそこで受けられるサービスは四流、という意味です。
端的に言えば、北海道は自然こそ素晴らしいけれども、他は大したことないという意味でもあります。
さて、私はこれまで約2か月以上にわたって北海道各地を旅してきました。今回は、この「自然一流、施設二流…」という言葉について考えたいと思います。
「自然は一流」なのは確か
北海道の自然は一流、これは確かにその通りでしょう。
私は海外に行ったことはないので外国の事情は分かりませんが、少なくとも日本国内で言えば北海道の自然は段違いに素晴らしいです。
まず、スケールが違います。北海道は言うまでもなく日本で最も大きい都道府県ですし、四方を海に囲まれ、まるで一つの国のようになっています。
同じ北海道内でも、場所によって景色はさまざまですし、季節によっても色々な顔があります。樺太も近く、外国を感じられる雰囲気もあるでしょう。
本州にはないような豊富な自然が揃っています。自然は一流なのはどう考えても間違いないと思います。
「施設二流」について
私は北海道内のTHE観光地的なところに行ったことはあまりありませんし、リゾートホテルなども利用したことはないので、観光施設についてはあまり詳しくありません。
庶民的な旅で一般的に利用する施設で言えば、クオリティは特に悪い部分はないと思います。
そもそも「一流の施設」というものがよく分かりませんし、私自身がやんごとなき身分ということもないので、最低限利用できれば別に良いとも思います。
「料理三流」について
北海道は、しばしば食べ物がおいしい地域だと言われます。それはその通りだと思いますが、逆に「食べ物がまずい地域」ってあるの?と思ってしまいます。
私はこれまで、沖縄や南九州以外の都道府県ほぼ全てに行ったことがありますが、ご飯がまずいと感じたことはほとんどありません。どこに行っても、どこで食べてもご飯は美味しいと思います。
まあ、私の舌が肥えていないだけなのかもしれませんが…
北海道でも、今まで色々なお店(庶民的なお店が多い)でご飯を食べてきましたが、まずいと感じたお店は1つもありませんでした。
ただ、私は北海道にいるにもかかわらわず、海鮮丼など魚介系の食べ物はあまり食べていないので、それに関してはよく分かりません。高くて手が出ないのです、申し訳ありません。
「サービス四流」について
北海道の観光関連のサービスは四流なのか?についてですが、私が思うに
「堅苦しいサービスは少なく、良くも悪くも緩い感じ」だと思います。
私はお金をあまり使わない旅をしていたので、高級なお店、ホテルのサービスは知りませんが、
少なくとも一般の人が利用するお店や、ホテルについてはこんな感じでしょう。
良くも悪くも緩い感じというのは、言葉で説明するのは難しいのですが
「丁寧というよりは、地元の人の噓偽りのない応対」という具合でしょうか。飾り気があるわけではなく、ありのままに接客していると言えばまだ分かりやすいかもしれません。
まあ、悪く言えば「客なのに客っぽく接してくれない」とも言えます。
もちろんどこでも当てはまるわけではありませんし、素晴らしいサービスをしてくださるところも多々あるので、一概に4流だと言うのは早計かもしれません。
他の観光地と比較してみるのも面白そう
さて、今回は「自然は一流、施設は二流、料理は三流、サービスは四流」について考えました。
私個人的には、自然が一流であること、そしてサービスはそれほど良くはない(場合もある)という点は同意できると思いました。
北海道の観光のクオリティを考えるには、本州各地の観光地と比較してみると、よりはっきりと分かりそうです。
今度本州に行くのはいつになるか分かりませんが、機会があれば北海道と比較してみたい所です。