新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着きつつあり、旅行をしたくなってきた方も多いのではないでしょうか?
近場の旅行も楽しいですが、東京から北海道・九州など、なかなか行く機会が少ない地域に訪れるのも楽しいものです。
長距離移動をするなら飛行機が最適ですが、飛行機は「早得」などを利用しなければ運賃が高いという傾向があります。LCCならば運賃は安くなりますが、LCCが離発着する成田空港のアクセスが良くなかったり、手荷物制限があったりと、制約があるのも事実です。
できればLCCでない航空会社を、LCCとあまり変わらない運賃で利用したい!
そこで今回は、学生(若者)が航空各社(JAL、ANAなど)で使える学割についてご紹介したいと思います。
JAL:スカイメイト(満12歳以上26歳未満)
日本航空(JAL)では、「スカイメイト」という若者専用運賃が設定されています。
満12歳以上26歳未満であれば、学生でなくても利用できます。インターネットで予約・購入はできず、空港で購入する必要があります。
スカイメイトは、搭乗当日に空席がある場合にのみ利用することができます。つまり、あらかじめスカイメイト運賃で予約をすることはできません。乗客が比較的少ない閑散期に利用するのが良いでしょう。
スカイメイト運賃の一例(2021年)
羽田~新千歳:14250円~17300円
羽田~福岡:16300円~19150円
羽田~那覇:19150円~22200円
ANA:スマートU25(12歳以上25歳以下)
全日本空輸(ANA)では、「スマートU25」という若者専用運賃が設定されています。
12歳以上25歳以下で、かつ「ANAマイレージクラブ」もしくは「ANAカード」の会員である場合に利用できます。年齢条件を満たしているだけでは利用できないので、注意が必要です。
搭乗当日に空席がある場合にのみ利用ができます。
スマートU25運賃の一例(2021年10月31日~2022年3月26日搭乗の場合)(ピーク時は除く)
羽田~新千歳:15000円
羽田~名古屋:10700円
羽田~福岡:17100円
羽田~沖縄:20300円
AIRDO:DOユース25(満12歳以上25歳以下)
北海道を中心に路線を持つAIRDOには、「DOユース25」という若者専用運賃が設定されています。
満12歳以上25歳以下の方が利用できます。搭乗日当日に予約・購入ができます。
MyAIRDOに入会していると、よりスムーズに予約手続きを進めることができるようです。
DOユース25運賃の一例(10月31日~12月2日に搭乗する場合)
羽田~新千歳:11300円
羽田~旭川:11300円
羽田~釧路:11300円
羽田~函館:11200円
ソラシドエア:予約ができるヤング割(満12歳以上22歳未満OR学生)
九州地方を中心に路線を持つソラシドエアには、「予約ができるヤング割」という運賃が設定されています。
こちらは満12歳以上22歳未満の方だけでなく、学生の方であれば22歳以上でも利用が可能です。
JALやANAなどの若者専用運賃とは異なり、搭乗日当日よりも前から割引運賃で予約をすることができるので、「確実に安く」旅をしたいという方におすすめです。
スカイマーク:U21直前割(満12歳以上22歳未満)
スカイマークには、満12歳以上22歳未満の方が利用できる、「U21直前割」という運賃があります。
搭乗日前日から予約をすることができます。
スターフライヤー:スターユース(満12歳以上26歳未満)
福岡県北九州を拠点とするスターフライヤーには、「スターユース」という割引運賃があります。
ソラシドエアと同様、搭乗日当日よりも前から予約をすることが可能です。
スターユース運賃の一例
羽田~福岡:16100円~19800円
羽田~関西:9700円~10700円
LCCには学生割引・若者割引はある?
日本のLCC各社(ジェットスター・ピーチ航空・春秋航空日本)には、若者や学生が使える割引運賃は設定されていません。
まとめ
今回は、JAL、ANAなどの航空各社が設定している若者や学生が使える割引運賃を紹介していきました。
このような運賃の特徴は、「搭乗前日or当日に割引運賃を予約できる場合が多い」(JAL、ANA、スカイマークなど)ことです。
早めに航空券を予約しておくという方法が取れないので、フットワークが軽い方に向いているのでしょうか。
空席があれば利用できるという形態が多いので、新型コロナウイルス感染症の影響で搭乗率が下がっている今こそ、使ってみるべきなのかもしれません。