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ASD(自閉スペクトラム症)って何?

ASDって何? ASD関連

皆さんこんにちは。

今回は、私が抱えるASD(自閉スペクトラム症)についてお話したいと思います。

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ASDとは?

ASDとは、”Autism Spectrum Disorder“の略であり、日本語では「自閉スペクトラム症」と呼ばれることが多いです。

「スペクトラム」という言葉が付いている通り、ASDの症状には明確な境界がありません。人によって特性が大きく異なる部分もあります。

以前は、「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」などと色々な名称で呼ばれていましたが、アメリカ精神医学会の診断マニュアル「DSM-5」によって、これらは全て「自閉スペクトラム症」と呼ばれるようになりました。

ASDは、ADHDやLDなどと同様に、「発達障害(神経発達症)」の1つとされています。

ASDの「特性」について

ASDと一口に言っても、さまざまなタイプがありますし、特性が弱い人もいれば、強い人もいます。

社会人として他の人と同じように生活している人から、仕事や就学がままならない人まで、多岐にわたります。

ASDの特性として有名なものは、以下の4つです。

この記事はあくまでもASD当事者が書いたものなので、より詳しい情報を知りたい方は、ASDに関する専門書や論文などを読んでみることをおすすめします。

①コミュニケーションに関する問題

コミュニケーション能力に何らかの問題がある場合があります。

これも人によって大きく異なっているので一概には言えませんが、対人関係を築くことが苦手であったり、他者と適切にコミュニケーションを取ることが難しかったりする場合があります。

これが原因で、集団で孤立してしまったり、仕事上の人間関係で苦労してしまったりすることがしばしばあります。

②「こだわり」がある

何らかの「こだわり」を持っていることがあります。例えば私の場合、「時間」に対するこだわりがあります。

毎日の外出する時間や、お風呂に入る時間、就寝する時間などを無意識のうちに決めて生活しています。

ただ、時間にこだわりを持つことは自分にとってもストレスになることがあるので、最近は意識的に「無意味なこだわり」を捨てようとしています。

以前であれば決めた時間(例えば夕方5時)までに帰宅できないと、「早く帰らなきゃ」と焦ってしまっていましたが、今は「別に遅くなっても問題ないし、いっか~」と大らかに考えるように心掛けています。

この他にも、物を置く場所や服装などにこだわりを持っている方もいらっしゃるようです。

③反復的な行動を好む

反復的な行動、つまり「ルーティンワーク」を好むという特性です。逆に言えば「急な変化に弱い」ということでもあります。

環境の変化(住む場所や仕事の部署が変わるなど)に適応するために、人より長い時間や労力を要するという特性もあるようです。

仕事上では、日々業務内容が変化する仕事よりも、毎日やるべきことが決められていて、それを粛々とこなす仕事が向いているということになるでしょう。

④感覚過敏がある

視覚、聴覚、触覚など、特定の感覚が人より過敏である(もしくは鈍麻である)という特性です。

大きな音が苦手だったり、体を触られることに違和感を感じたりといった症状があるようです。

ASDの治療薬はあるの?

ASDと同じ発達障害であるADHDには、有効な治療薬がいくつかあります。

一方、ASDには、現在有効な治療薬はありません。しかし、浜松医科大学などが「オキシトシン」を使ったASD治療薬の開発を続けているので、今後薬が出てくる可能性はあります。

ASDについてより知りたい方は…

昨今は発達障害に関する知名度が急速に高まっており、専門書も数多く出版されています。

ASDに関する本もたくさん出ているので、よりASDについて勉強してみたいという方は、書店や図書館などで探してみることをおすすめします。

今回当サイトでは初めて、発達障害に関する記事を書いてみました。今後も機会があれば、発達障害やASDにフォーカスした記事を書いていきたいと思います。

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