皆さんこんにちは。
今回は、就職活動における「発達フィルター」について書いていきたいと思います。
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「学歴フィルター」は有名
最近、「学歴フィルター」という言葉がまた話題になっていますよね。
高学歴の学生を積極的に採用するために、そうではない学生は書類選考の段階で落としたり、説明会に参加しづらくしたりすること。
これを学歴フィルターと呼びます。昔と比べれば学歴だけが露骨に評価されることはなくなってはきていますが、今でも健在なようです。
さて、学歴フィルターは非常に有名ですが、就職活動には他にも「フィルター」があるのです。
発達フィルターとは?
皆さんは、「発達フィルター」を知っていますか?
適性検査や面接などを通じて、発達障害がある人を見つけ出し、その人を選考から落とすというやり方です。
適性検査には、「性格検査」と呼ばれるものがあります。性格検査を使うと、その人に発達障害や精神障害の特徴があるかないかを簡単に調べることができます。
企業側は、「向いている職種を調べるため」とか「面接の時に検査のデータを使うため」とか色々と理由を述べていますが、「発達障害のある学生を落とすため」に適性検査を実施している企業も少なくないのでは?
実際に、「精神障害や発達障害がある人を落とせる」ことを謳った適性検査を販売している業者も存在しています。
そのような業者が存在していることも驚きですが、そんな業者の検査を導入している企業が多数あるというのはもっと驚きです。
障害があることだけを理由に不採用にすることは、明確な差別です。「多様性(ダイバーシティ)」を進めようという社会になりつつあるのに、たくさんの企業が発達障害がある人を排除しているのは、とても残念です。
「学歴フィルター」と同様、「発達フィルター」も解決されなければならない問題です。
真の「ダイバーシティ」、そして発達障害当事者が幸せに生きられるために必要な「ニューロダイバーシティ」が達成されることを切に願っています。