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ASD学生が、奨学金の懇親会で孤立した思い出

ASDと懇親会 大学

皆さんこんにちは。

今回は、数年前に参加した奨学金の懇親会で、孤立したときのお話をしたいと思います。

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私が在籍する大学では、毎年たくさんの学生に返済不要の「給付型奨学金」をプレゼントしています。お金がない学生にとって非常にありがたい制度だと思います。

私も大学3年生のころ、奨学金に応募し、無事採用されました。大学やOB・OGには感謝をしてもしきれません。

私の大学では、毎年奨学金採用者とOBOGが交流する「懇親会」が開催されます。(最近は新型コロナウイルスの影響で中止になっているかも?)

ASDでコミュニケーションが苦手な私にとって、「懇親会」はとてもきついイベントです。普通であれば参加しないのですが、今回は「奨学金に採用された人は懇親会に参加する必要がある」と定められていたので、参加せざるを得ませんでした。

懇親会で…

そして来たる懇親会。「まあ、なんとかなるでしょ」と思い参加しました。

懇親会の前に行われた式典では、奨学金に関わる方々のお話がありました。「懇親会なんて要らないから、式典だけで解散にしてよ…」と思いましたが、懇親会の参加も義務付けられていますから、逃げられません。

式典が終わると、キャンパスの食堂らしきところに集合。いよいよ懇親会が始まります。

懇親会は、お寿司や揚げ物などが入ったオードブルがテーブルに置かれ、各自交流を楽しみながら食事をするという内容でした。

オードブルは、お盆になるとスーパーに売っているような定番の食べ物が入っており、味は美味しかったです。

懇親会には奨学金に採用された学生のほか、OBやOGも参加します。

OBOGは、見るからに「仕事できます」オーラが出ている人ばかりでしたね。年収1000万円とかゆうに超えていそうです。

正直言って私のような人間とは正反対の人ばかりでしたから、居心地はよくなかったです。ただ、寿司は美味しかったのでそればかり食べていました。

懇親会は長いです。学生・OBOG含め誰も私に話しかける気配はありません。私が「話しかけるな」オーラを出していたのも悪いと思うのですが、一言くらい話しかけても良かったのでは?

懇親会が終わるまでひたすら暇だったので、スマホで何かを調べるふりをしたり、寿司を食べたりして過ごしていました。

そしてようやく、懇親会が終了し、解散となりました。

懇親会で孤立したのは、今となっては良い思い出です。懇親会の1コマからだけでも、「社会のリアル」をつぶさに見ることができましたし、奨学金をいただいたことは今でも感謝しております。

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