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【移住から1年】札幌の良し悪しを忖度抜きで評価してみる

旅行・散策・交通

本州から札幌へ来て、そろそろ1年が経ちます。
ということで、今回は札幌の魅力を忖度抜きで評価してみようと思います。

生活の利便性:★★★★★

北海道の街は、主要な機能が一箇所に集中していることが多いです。
札幌においても、地下鉄駅の周辺にはスーパー、病院、銀行、マンションなど、生活に必要な機能がきっちり揃っています。

そのため、駅前を少し歩くだけでだいたいのお店や施設に行けてしまうというわけです。

複合商業施設も充実しています。札幌市内には、駅周辺や郊外に多数の商業施設があり、買い物に便利です。

公共交通の利便性:★★★★☆(地下鉄の場合)

札幌市内最強の公共交通機関は、地下鉄です。
数分おきに走っていて、札幌中心部まですぐにアクセスできます。
地下を走っているので、冬期でも遅延はほとんどせず、安定した運行を続けています。

地下鉄駅徒歩圏内の場所に住んでいれば、間違いなく自家用車は不要だと思います。
ただ、JRや路線バスは悪天候に弱かったり、本数が少なかったりするため、利便性は劣ります。
特に、中心部から離れた郊外のバス路線は、1時間に1本程度しか本数がないことも珍しくはないので、住まい選びの際は注意が必要になります。

気候:★★★☆☆

気候に関しては、どうしても冬期の寒さや雪が大きなデメリットになります。
1月~2月にかけての時期は特に寒さが厳しく、最低気温が氷点下10度以下まで下がる日も少なくない。

雪もそこそこ降るため、JRやバスが遅延したり、歩道や車道が狭くなって移動しづらくなったりするという弊害が出てきます。

ただ、冬が厳しい分、夏は涼しいし、台風や花粉も少ないので、快適に過ごせるシーズンもしっかりあります。

生活にかかる固定費の安さ:★★★★☆

札幌は、大都市にしては家賃が安い地域として知られています。
それは確かで、1Kや1LDKなら家賃2~3万円台の物件がたくさんあります。

ただ、その分給与が首都圏より安い(ことが多い)ことは心しておくべきだと思います。
水道光熱費に関しては、冬期は高くつきやすいです。
ガス暖房の場合は、都市ガスよりもLPガス(プロパン)の方がガス代が高くなりやすいので、可能であれば都市ガス物件を選ぶと良いです。

交通費の安さに関しては、やはり地下鉄沿線が強いです。
片道200~300円台で札幌中心部まで出られますし、土休日には「ドニチカキップ」というお得な切符も使えます。
自家用車も(基本的には)要らないので、自動車の維持費に悩まされる必要もありません。

食:★★★★☆

私は普段あまり高いものを食べないので、安いもの限定で言うと、
セイコーマート」のホットシェフや、札幌ローカルの「みよしの」は素晴らしいと思います。
北海道は地元でしか展開していないローカルの飲食店が多いので、それらを開拓する楽しみもあるでしょう。

治安:★★★☆☆

北海道というと、治安が良いイメージがあるかもしれませんが、札幌は大都会ということもあり、決して治安がとても良いとは言えません。

もちろん、首都圏と比べれば犯罪率は低いのは確かです。
ただ、私の住む区ではこの1年で、全国ニュースで報じられるレベルの事件が起きたこともありました。
最近では、大通駅でナタを持って暴れる男が現れたり、酒盛りをしながら騒ぐ集団も出てきています。
不審者の出没や軽犯罪も割と頻繫に起きているので、治安が素晴らしく良いとはあまり思えないのが実情です。

交通の治安:★★☆☆☆

個人的に思う札幌の最大のデメリットは、交通の治安が悪いことです。
HTBやSTVなど、北海道のテレビ局が運営するYouTubeチャンネルを見ていても分かりますが、北海道では頻繫に交通事故のニュースが報じられています。

特に人口が集中する札幌圏では、かなりの高頻度で事故が起きています。
そのほとんどは、ドライバーの運転の荒さや、不注意が原因となっています。

あくまでも私の感想ではありますが、北海道の人たちは交通ルールを守ることをそれほど重要視していないように思えます。
それゆえか、道内では法定速度超過や、信号無視、飲酒運転、路上駐車など、あらゆる交通違反が頻発しています。
その結果として、交通事故が頻繫に起きているのだと思います。

道外へのアクセス:★★★☆☆

北海道は本州から距離が離れているため、道外へのアクセスはあまり良くありません。
札幌からの場合、新千歳空港や丘珠空港から直接道外へ行けますが、飛行機に乗る必要があるので少々ハードルは高くなります。

地理的条件が原因なので仕方がないことではあるが、四国や九州などと比べると、本州へ行く手間がかかるのは否めないと思います。

娯楽の多さ:★★★★☆

一応札幌は「五大都市」の1つに含まれるためか、ある程度娯楽は充実していると思います。
ここに関してはあまり詳しくないので割愛。

観光地、行楽地へのアクセス:★★★★☆

札幌市自体は、観光地があまり多くはないが、道内各地には多数の観光名所があります。
ただ、札幌圏や道央圏以外の地域は、日帰りで行くことが難しいので、あまり行く機会がないというのが実情ではあります。

障害福祉の充実度:★★★★☆

最後に、障害福祉の充実度に関して。
札幌市は政令市であり、人口も200万近くいるため、三大都市圏に負けないレベルで充実していると思います。

発達障害に関して言えば、就労移行支援「ディーキャリア」や「リタリコ」「ウェルビー」がありますし、発達障害に対応した医療機関も多いです。

街中を歩いていると「作業所」(就労継続支援)を見かけることも多く、障害がある人を受け入れようとする地域社会の余裕を感じます。

また、札幌市では障害者手帳があると、交通費助成を受けられるという制度があります。
例えば精神手帳3級の場合、最大で年間約5万円の交通費助成が受けられ、2級、1級の場合は市内の地下鉄やバスなどを無料で利用できます。

このような制度は首都圏でも少ないので、札幌はよくやっている方だと思います。

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