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Python入門: 代入演算子を使う

今回は、Pythonで四則演算をする際に便利な、代入演算子をご紹介します。

代入演算子(正確には、累算代入演算子と言う)とは、プログラムで四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)などを計算する際に、計算をより簡略化できる演算子のことです。

代入演算子の種類

ここでは、よく使われる代入演算子をいくつか紹介します。

代入演算子① +=

+=は、特定の変数に何かを足したい時に用いられます。

例:代入演算子を使う場合と、使わない場合を比較

a = 10
a = a + 5 #代入演算子を使わない場合
print(a)
b = 10
b += 5 #代入演算子を使う場合
print(b)

代入演算子を使った方がコードが短くなり、どのような処理をしているのかが分かりやすくなります。

代入演算子② -=

-=は、特定の変数から何かを引きたい時に使います。

例:代入演算子を使ってaから5を引く

a = 10
a -= 5
print(a)

代入演算子③ *=

*=は、特定の変数に何かを掛けたい時に使います。

例:変数aに5を掛ける

a = 10
a *= 5
print(a)

代入演算子④ /=

/=は、特定の変数を何かで割りたい時に使います。

例:変数aを10で割る

a = 20
a /= 10
print(a)

代入演算子⑤ %=

%=は、今までとは少し趣向が異なります。

a %= bのように書くと、変数aの値はaをbで割った余りになります。

例①

a = 10
a %= 5
print(a) #aを5で割った余りは0だから、0が出力される

例②

a = 14
a %= 3
print(a) #aを3で割った余りは2だから、2が出力される

代入演算子⑥ **=

**=は、累乗を計算したい時に使います。

例えば、a **= bと書くと、変数aの値はa^b(aのb乗)になります。

例:

a = 3
a **= 2
print(a) #aは3^2 = 9になる

代入演算子は計算に便利!

今回紹介した代入演算子という概念は初めての方には少し難しいかもしれませんが、コードを読んだり自分で書いたりしていくにつれて段々と理解していけば大丈夫です。

代入演算子を使いこなせるようになれば、よりスマートなコードを書くことができるようになるので、演習問題を解いて使い方を身に付けましょう。

演習問題

問1, 代入演算子+=を使って、変数a = 5に10を足し、aを出力してください。

問2, 代入演算子-=を使って、変数a = 5から3を引き、aを出力してください。

問3, 代入演算子*=を使って、変数a = 4に5を掛け、aを出力してください。

問4, 代入演算子/=を使って、変数a = 30を6で割り、aを出力してください。

問5, 代入演算子%=を使って、変数a = 25の値をaを4で割った余りにして、出力してください。

問6, 代入演算子**=を使って、変数a = 2の値を a^5(aの5乗)にして、出力してください。

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