昨日9月16日に、石川県能登地方を震源とする最大震度5弱の地震が発生しました。
能登地方周辺の地震と言うと2007年に発生した能登半島地震が有名ですが、それ以外にも何回か大きめの地震が起きています。
そこで今回は、気象庁の震度データベースを使って、石川県能登地方周辺でこれまでに発生した地震について振り返りたいと思います。
震度データベースを使い、1919年1月1日から2021年9月15日までに発生し、石川県能登地方周辺で最大震度5弱以上の揺れを観測した地震を調べてみました。
領域の選択を大雑把にしたので、新潟県中越地方や長野県北部で発生した地震もいくつか含まれていますが、これで石川県能登地方で起きた地震について調べることが出来そうです。
さて、ここからは石川県能登地方周辺を震源とし、最大震度5弱以上を観測した地震についての情報をまとめていきます。
発生日時 | 最大震度 | マグニチュード | 震源の深さ |
1930年10月17日6時35分 | 震度5 | 6.3 | 10km |
1993年2月7日22時27分 | 震度5 | 6.6 | 25km |
2007年3月25日9時41分 | 震度6強 | 6.9 | 11km |
2007年3月25日18時11分 | 震度5弱 | 5.3 | 13km |
2007年3月26日14時46分 | 震度5弱 | 4.8 | 9km |
2007年3月28日8時8分 | 震度5弱 | 4.9 | 13km |
2008年1月26日4時33分 | 震度5弱 | 4.8 | 11km |
2020年3月13日2時18分 | 震度5強 | 5.5 | 12km |
2007年に起きたマグニチュード6.9の地震(能登半島地震)では、石川県穴水町や輪島市、七尾市で震度6強を観測し、死者1人、負傷者300人超もの被害となりました。
その後発生した震度5弱、5強の地震はその余震であると考えられています。
なお、先ほどの画像とこれからお見せする画像を見比べて見ると、昨日発生した地震は、2007年の能登半島地震とそれに伴う余震とは震源地がずれていることが分かると思います。
石川県能登地方は比較的地震活動が穏やかなエリアでしたが、2007年の能登半島地震以降地震活動が活発化しており、数年に一度ほどのタイミングで大きめの地震が発生していることが分かりました。
日本では、地震はいつどこで起きるか分かりません。備蓄品を用意したり、避難ルートを検討したりして、災害に備えていくことが今後も重要になりそうです。