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【就職活動】適性検査は地頭よりも、演習が重要

就職活動

就職活動では、新卒転職問わず、「適性検査」と呼ばれる試験が行われることが多いです。これは、志望者の性格や特性を把握したり、業務を行うために必要な基本的能力を有しているかを確認したりするために用いられます。

適性検査を実施する意味

適性検査を採用している企業は非常に多いですが、まずは企業が適性検査を課している理由を考えたいと思います。

①志願者をふるいにかける

超有名企業の場合に当てはまることが多いです。この手の企業は知名度が高いため、多くの人が応募します。1人1人の書類やエントリーシートを確認し、人となりをしっかり把握して、面接に進ませるかを決定するというやり方が一番良いのですが、効率性を考え、適性検査である程度志願者を絞っています。

筆者自身も就職活動を始めたばかりの頃、とある超有名企業にプレエントリー(専用採用ページに登録)した際、いきなり「適性検査を受けてください」とのメールが来て、言われるがまま受験しました。それから1週間ほどが経つと、その企業から「お祈りメール」が届き、あっさりと選考から外されました。

私は正直納得がいきませんでしたが、これが現実です。適性検査そのものが「一次選考」となっている企業もあるため、適性検査を侮ることはできません。

②志望者の性格や特徴を把握し、選考に活用する

単に「足切り」として用いるのではなく、志望者がどのような性格なのかなどを適性検査を経て確認し、選考に活用する企業も多いです。適性検査(性格検査)で判明した性格と、面接での受け答えが一貫しているか、という点を見られていることもあるので、性格検査ではなるべく嘘をつかず、正直に回答した方が良いかもしれません。

適性検査は「地頭」が全て?

適性検査の代表格「SPI」では、「言語」や「非言語」、場合によっては「英語」に関わる問題が出題されます。「言語」は国語関連、「非言語」は算数や数学関連の問題が出ると考えると、分かりやすいと思います。

「言語」は論説文など、日本語の長文を読んで問題に答えたり、単語の組み立てを答えるなど、純粋な日本語力を問うものが多い印象です。四字熟語やことわざなど、ある程度知識として分かっていないと正答できない問題も時折登場しますが、大半の問題は難易度が低く、短期間の対策で攻略が可能です。

その一方で、「非言語」は数学を得意としている人でも苦戦する傾向があります。制限時間が短く、短時間で効率よく計算をしなければならないので、一度沼にはまってしまうと悲惨な結果となってしまいます。

初めて適性検査を経験した人の中には、適性検査で好成績を収めるには「地頭」がないとダメ、つまり「生まれながらにして」頭の切れる人でなければ難しいのではないかと考える人も少なくないのではないでしょうか。

確かに、地頭があることに越したことはないでしょう。しかし、頭が切れる人でなくとも適切な対策さえしていれば、容易に好成績を収めることができます。ただ対策には少々時間がかかるので、なるべく早めに適性検査の概要を知り、問題の特徴や解き方などを理解することが必要です。

Webテスティングと、テストセンターの違い

適性検査には、自宅のパソコンを使って受験できる「Webテスティング」型と、全国にあるテストセンターに赴いて受験する、「テストセンター」型があります。両者にはどのような特徴があるのかを、筆者の主観から考えます。

Webテスティング

Webテスティングの良さは、自宅から気軽に受験できる点にあるでしょう。SPIが主流ですが、玉手箱やCABなど、色々な種類があります。場合によっては別途対策をする必要があるので、自分が応募する予定の企業がどの種類の検査を採用しているかをネット等で調べてみると良いでしょう。

SPIでは、言語問題はテストセンターとあまり差はないと感じましたが、非言語は問題数が多く、制限時間が厳しいと感じました。ただWebテスティングでは電卓を自由に使うことができるので、自力で計算する必要はありません。

テストセンター

テストセンター形式の場合、全国に点在するテストセンターに行き、現地のパソコンから受験します。受験料はかかりませんが、居住地によってはテストセンターまでの距離が長く、移動に時間や費用がかかる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

適性検査の種類は、Webテスティングと同様SPIが主流となっていますが、出題傾向がWebテスティングと少々異なります。電卓を使うことはできず、自力で計算をする必要があるので、二桁同士の掛け算などがスムーズにできることが求められます。計算時間を考慮して制限時間は多めに用意されているので、焦らず正確に計算しましょう。

適性検査、演習の手法

適性検査対策には、専用の参考書を使うのが良いと思います。私がおすすめする参考書は、「SPIノートの会」が執筆している書籍「これが本当の○○だ!」シリーズです。デザインが分かりやすいだけでなく、出題される問題を効率的に演習できるので、短期間で無駄なく対策できます。

価格も1冊1600円台とリーズナブルなので、複数の形式(SPI、CAB、玉手箱など)をまとめて対策したい場合も出費を抑えられるのではないでしょうか。

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