旅2日目(2022年9月29日)
2日目は、せたな町の北檜山からスタート。
今日は、今金町と長万部町を経由して、豊浦町まで行く予定だ。
朝9時前、ホテルをチェックアウト。温泉ホテルらしく、料金はチェックアウト時精算だった。
せたな町は、縦に長い形をしている。
2005年、瀬棚町、北檜山町、大成町が合併し、「せたな町」という新しい自治体が誕生した。人口は7000人ちょっとで、檜山管内では江差町に次いで多い。
今回は北檜山しか行けなかったが、機会があれば瀬棚や大成にも行ってみたい。
北檜山のバス停から、函館バスに乗車。北檜山ターミナルは旧北檜山駅駅舎をそのまま使っており、年季がある。
せたな町から今金町にかけて、車窓からは田んぼが見られるのだが、その風景が地元の田舎そっくりだった。
北檜山から30分弱で、「今金町役場前」のバス停に到着。まずは今金町を見ていきたいと思う。
今金町役場。今金町は、人口5000人ほどの自治体だ。
フラワーロードという道が整備されているようだ。
とりあえず、セコマで昼ご飯を買い、今金町総合公園に行ってみる。
広々とした公園だが、人はほとんどいない。歌の練習をしていると思われるおばさんや、ランニングをしている人がいた。
子どもが遊べる遊具も充実している。
景色もなかなか良い。上り坂が多く、運動にもピッタリだ。
頂上(?)に着くと、こんな建物があった。
今金町が管理している建物で、中にはトイレや自動販売機があった。
休憩場所に最適なところだ。1日中開いていると誰かが住み着いてしまうだろうから、夜は開いていないと思われる。
この建物内で昼ご飯を食べても良かったが、誰かが入ってくるかもしれないと思い、外にあるベンチで食べた。
昼食後、さらに先へ進んで行こうと思ったが…
道が崩れているらしく、通行止めになっていた。仕方がないので、引き返す。
栗が道にたくさん落ちている。秋が到来しているなあと思う。
公園から降りて行き、バス停を探す。すぐ近くに「今金小学校前」のバス停があった。
ここから、12時05分発長万部行きのバスに乗る。
13時11分頃、長万部駅に到着。
私はこれから豊浦まで行くのだが、長万部~豊浦間は普通列車の本数が非常に少ない。
次に乗る列車は、長万部15時34分発の東室蘭行き。2時間以上時間があるので、長万部で時間をつぶす。
長万部というと、最近は「水柱」が有名だった。今年8月から突如水柱が吹き上がっていたのだが、9月26日に止まった。
本日は9月29日だから、水柱が消えた後である。まあ、仮に残っていたとしても水柱を見に行くつもりはあまりなかったけど。
長万部の駅前を通る道路を東に進む、まずは線路の向こう側へ行きたい。
国道5号に出そうになったが、そこまで行くと行き過ぎる。
Googleマップを見ながらなんとか進み、踏切があるところまできた。
線路の向こう側へ行き、歩いていくと例の「水柱」がある神社が見えた。
周辺には、取材目的の駐車を禁止する旨の案内があった。観光客やマスコミ関係者が多数来ていたのだろうか。
神社の近くには、長万部町の町民センターがある。
「郷土歴史資料室」、「鉄道村」。面白そうなので入ってみた。
鉄道に関する展示が多めで、旧国鉄瀬棚線や、長万部周辺の廃駅など、充実した内容だった。
長万部の中心街マップ。長万部は巡るスポットが意外と多い。
温泉街もあり、宿泊施設もいくつかある。少し調べてみたことがあるが、料金が安い(素泊まり4000円以下)宿はあまりないようだ。
長万部は結構面白い場所だ。通り過ぎたり、「水柱」を見たりするだけでは勿体なさすぎる。
線路を跨る橋を渡り、長万部駅がある方向へ。
しばらく歩いて、JR長万部駅に到着。
ニセコバスの「長万部駅前」バス停。
長万部から黒松内を通り、寿都へ至る路線バスが走っている。本数はめちゃくちゃ少なく、1日1本しかない。
函館バスの「長万部駅前」とは違う場所にあるので注意。
そろそろ時間になったので、長万部から普通列車東室蘭行きに乗車。長万部の時点での乗客は3人ほど。
途中、「日本一の秘境駅」として有名な「小幌駅」(豊浦町)に着く。
小幌はもはや有名になりすぎて、「秘境駅」ではなくなってしまっている。今日は平日だが、ここから何人か乗ってくるんだろうなあと思ったら…
なんと、10人以上の乗客が乗ってきた。
それに、鉄道ファンっぽい人が少ない。団体旅行か何かか?豊浦町か、胆振総合振興局か、行政関係者と思しき人もいる。
一気に車内は賑やかとなり、小幌から20分弱で、豊浦駅に到着。
今日の宿泊地は、豊浦駅から徒歩15分のところにある「天然豊浦温泉しおさい」。駅から宿を目指して歩く。
海沿いの道を進み、ようやく到着した。
チェックインを完了し、お風呂に入り、夕食はホテルのレストランで食べた。
3日目の様子は、次の記事でお伝えします。最後までお読みいただきありがとうございました。