ループ処理を行う際、”break”と”continue”という動作をすることができます。今回はこの動作の意味と、使い方について説明します。
break
breakは、ループ処理を即座に終わらせたい時に使います。whileループ処理で使うことが多いですが、forループでもさまざまな場面で活用できます。
例:forループとbreak
sum = 0
for i in range(100):
sum += i
print(sum)
if sum > 100: #sumが100を超えたら処理を終了する
break
この例では、forループ中で特定の条件を満たした場合、ループを終了させるようにしています。”break”と書くだけで良いので、初心者の方でも分かりやすいと思います。
例:whileループとbreak
sum = 0
i = 0
while True:
sum += i
print(sum)
if sum > 100:
break
i += 1
先ほどと同様の処理をwhileで書いています。whileでは条件式を書く際、”True”と書くことがあります。このような場合は、ループから出る条件が定められていないので、breakがないと永遠にループが続いてしまいます。
while True:と書いてループ処理を実行する場合は、breakを使ってループから脱出する条件を書いておきましょう。
continue
continueは、残りの処理をスルーして次のループに移りたい時に使います。
例:forループとcontinue
sum = 0
for i in range(10):
sum += i
if sum % 2 == 0: #sumが偶数のときは、残りの処理を省く
continue
print(sum)
この例では、”sum”が2で割り切れる(偶数)である場合に残りの処理(print)をスルーしています。
例:whileループとcontinue
sum = 0
i = 0
while sum < 45:
sum += i
i += 1
if sum % 2 == 0:
continue
print(sum)
Whileループの場合でも同様に書くことができます。
まとめ
- ループ処理では、continueとbreakが使える
- contiue→後の処理をスキップして次のループへ移る
- break→ループ処理自体を停止させる